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茨城県の温泉地
茨城県といえば、誰でも最初に思い浮かぶのは、水戸黄門かもしれませんね。また梅の名所でもある偕楽園では、日本庭園の素晴らしさを堪能できる、歴史好きな人にもおススメの県です。そんな茨城は、温泉の確保にはちょっと苦労している県です。自噴量も少なく、関東圏では東京に次いで温泉確保が難しい県なのです。ですが温泉が貴重な分、派手な温泉街がなく、落ち着いて楽しめる温泉が多いのが茨城の温泉の魅力。そんな茨城の温泉を紹介していきます。
■大子温泉
久慈郡大子町にある温泉で、久慈川沿いに点在する旅館と、駅前の中心地に温泉町が形成されています。大子温泉は美人の湯として名高く、久慈川の鮎や山の幸が楽しめます。ここ大子町は、りんごの名産地でもあり、町営の「森林の温泉」では秋から年明けまで、りんご風呂が楽しめます。大子町は人工が減ってしまい廃校になった学校がいくつかあるのですが、その木造校舎を映画の撮影協力や、街の施設として様々に活用しています。温泉ともどもノスタルジックな雰囲気に浸れる町になっています。
■筑波温泉
つくば市にある温泉で、筑波山の中腹にある温泉です。景観美を誇る旅館も多く、中には関東平野を一望できる旅館も。旅の途中で「西の富士、東の筑波」といわれる筑波山の美しさも見て欲しい温泉です。
■五浦温泉
北茨城市大津町にある温泉で、景勝地としても知られる五浦海岸にあり、日本近代美術の里としても知られる町です。北茨城市にある温泉では、冬になるとほとんどの旅館であんこう鍋を楽しむことができます。
■川中子温泉
常陸太田市にあり、極楽荘という一軒宿があります。周辺には果樹園があり、夏は梨狩りを楽しむことができます。鉱泉の沸かし湯ですが、贅沢にお湯を使うころができます。老舗旅館でもホテルでもない、鄙びた雰囲気の温泉がお好みなら気に入ること間違いなしです。